神戸

神戸

瞬く光にとっては、その背後は知りえない。

光と光の合間。
風と風の合間。
過去と現在の合間。
すべてが光と闇の合間にある気がした。

神戸。
美しさの影をえぐる必要はない。
影は影のままそっとしておきたい。
そんな、繊細さに触れた。
コロナ後、価値観が大きく変わった。
その変わった価値観の中で生きている。
その価値観が当たり前になるには、まだ時間が必要ではあるが、
コロナ前よりも、価値観的には良くなった気がする。
瞬く光が知りえない背後の光と光の合間。
真実に忠実になった。

時が脆いように幸せも脆い。
脆くも崩れ去ったなら、次に来る幸せを見つければ良いだけの気がした。
コロナ後、お金が全てだという価値観が加速した。
それで、いいではないか。
そこから、幸せや愛を肯定的に見つければ、それだけで良いだけではないのだろうか。

真実は、真実だ。
けれど、それは可変だ。

光と光の合間。
風と風の合間。
過去と現在の合間。
すべてが光と闇の合間にある。
その合間を街の美しさから学んだ。

2025年12月23日　神戸